はじめに|喘息の子どもに水泳はアリ?ナシ?迷うパパへ
「喘息の子どもに水泳って大丈夫?」「苦しくならないかな…」
そんなふうに心配しているパパ、多いですよね。僕もその一人でした。
でも実は、水泳は喘息の子どもにもおすすめされる運動のひとつなんです。もちろん注意点はありますが、正しく理解して向き合えば、子どもにとって素晴らしい経験になります。
この記事では、「喘息の子どもに水泳はどうなの?」という疑問に答えながら、パパとして気をつけたいポイントやわが家の体験談まで、わかりやすくお届けします。
喘息とは?|子どもの喘息の基本を知ろう
子どもの喘息ってどんな症状?
子どもの喘息は、気道に炎症が起きて咳やゼーゼー音が出る病気です。
発作のきっかけは、気温差、ハウスダスト、運動、ウイルス感染などさまざま。特に就寝中や朝方に症状が出やすいこともあります。
小児喘息は、成長とともに症状が落ち着いていくケースもありますが、それまではうまくコントロールしながら日常を送ることが大切です。
喘息の子どもに水泳はおすすめ?|その3つのメリット
1. 呼吸機能の改善につながる
水泳は呼吸をコントロールしながら行うスポーツです。
深くゆっくりとした呼吸を繰り返すことで、肺の機能を高め、喘息の発作予防にもつながるとされています。
2. 湿度が高く、気道にやさしい環境
プール内は湿度が高いため、乾燥が引き金になる喘息にとっては理想的な空間です。
乾燥した冬場に比べて、プール内の空気は喉や気道への刺激が少なく、安心して運動ができます。
3. 体力と免疫力をバランスよく育てられる
「喘息だから」と運動を控えてしまうと、体力や免疫力の低下につながるおそれがあります。
水泳は全身を使った有酸素運動でありながら、関節や身体への負担が少なく、喘息の子どもにも無理なく続けられる運動です。
パパが知っておきたい!喘息の子どもが水泳をする際の3つの注意点
1. 必ず医師と相談してからスタートを
水泳を始める前に、必ずかかりつけの小児科医に相談しましょう。
症状の重さや発作の頻度によっては、水泳を控えたほうがよい場合もあります。パパの判断だけで始めず、医師のOKをもらってからにしましょう。
2. 発作の兆候がある日は無理をさせない
「今日はスイミングの日だから」と無理に通わせるのはNGです。
前日から咳が出ていたり、夜中に苦しそうにしていた場合は、無理せずお休みする判断が大切です。
3. プールの塩素に注意!
市民プールなどでは、塩素が強めに使われていることがあります。
子どもによってはこの塩素が気道を刺激し、咳や発作の原因になることも。通う施設の水質や換気状態を事前に確認しておきましょう。
まとめ|喘息の子どもにも水泳はおすすめ!パパの気配りが鍵
喘息を持つ子どもにとって、水泳は呼吸のトレーニングにも、体力づくりにも最適な運動です。
とはいえ、無理をさせずに、医師との相談・体調チェック・プール環境の確認といったパパの気配りがあってこそ、安全に楽しめます。
「喘息だから運動は無理」とあきらめず、まずは医師に相談しながらチャレンジしてみてください。
きっと、子どもの笑顔と成長を間近で感じられる時間になるはずです。