育児お金と制度ナビ

【パパ育休】給料ゼロでも絶対大丈夫!パパがもらえる手当「育児休業給付金」の金額・計算方法・いつもらえるかを完全解説!

赤ちゃんを高い高いする男性

こんにちは、こんにちはパパの為の育児情報を発信しています。ブロガーのケンタです。
我が家は妻もフルタイムで働き、夫婦で協力しながら子育てに奮闘する毎日を送っています。

最近、「パパ育休」という言葉をよく耳にしますね。
男性の育児休業取得は、ママの心身の負担を軽減します。
また、夫婦の絆を深め、パパ自身にとっても
かけがえのない経験となります。

しかし、パパ育休取得を考えた時、
多くのパパが直面するのは「お金の問題」です。
育休中は給料が出ないため、
生活への不安から一歩踏み出せないパパもいるでしょう。

でも、ご安心ください。
育休中のパパには、国から
育児休業給付金」という心強いサポートがあります。

この記事では、パパ育休
いくらもらえるのか、その計算方法
申請方法などを、私の体験も交え、
分かりやすく徹底解説していきます。

育児休業給付金の基本情報

まず、「育児休業給付金」がどんな制度なのか、
基本的なところから押さえていきましょう。

育児休業給付金とは?

育児休業給付金とは、
育休を取得して働けない期間の生活を支えるため、
雇用保険から支給される手当のことです。

パパやママが安心して育児に専念できるよう、
国が経済的にサポートしてくれます。

給付金をもらうための主な条件

育児休業給付金を受け取るには、
いくつかの条件があります。

  • 雇用保険に加入していること
  • 育休に入る前の2年間で、一定期間以上働いていること
    (目安:1ヶ月に11日以上働いた月が12ヶ月以上)
  • 育休中に会社から高額な賃金が支払われていないこと
  • 育休中に働きすぎていないこと
    (目安:月に10日、または80時間以下)

細かい条件は個々の状況で異なるため、
必ず勤務先やハローワークに確認してください。

「産後パパ育休」との違い

最近、「産後パパ育休」という制度も注目されています。
これは、子どもの出生後8週間以内に
最大4週間まで取得できる、新しい育休制度です。

この制度を利用した場合にも、
「出生時育児休業給付金」が支給されます。
計算方法は、基本的に通常の育児休業給付金と同じです。

給付金はいくらもらえる?

ここが一番気になるところですよね。
育児休業給付金が具体的に
いくらもらえるのか、計算方法を見ていきましょう。

支給額の計算方法

給付金の支給額は、育休開始からの日数で割合が変わります。

  • 育休開始から180日間:
    休業開始時賃金日額 × 支給日数 × 67%
  • 181日目以降:
    休業開始時賃金日額 × 支給日数 × 50%

「休業開始時賃金日額」とは、
育休開始前の6ヶ月間の給与(賞与除く)を
180で割った、1日あたりの給与額です。

月収別の支給額シミュレーション

具体的な月収を例に、
1か月あたりの支給額をシミュレーションしてみましょう。

育休前の月収(目安)最初の180日間(月額)181日目以降(月額)
30万円約20.1万円約15万円
40万円約26.8万円約20万円

※上記は概算です。上限・下限額があります。

【重要】社会保険料も免除に!

さらに嬉しいことに、パパ育休中は
健康保険料と厚生年金保険料が免除されます。
給付金は非課税なので、
実質的な手取り額の減少は、
思ったよりも抑えられるのです。
私もこの制度には本当に助かりました。

給付金の申請から振込まで

次に、育児休業給付金
いつもらえるのか、申請から振込までの
流れを見ていきましょう。

申請の基本的な流れ

育児休業給付金申請は、
原則として勤務先の会社を通じて、
ハローワークに行います。
パパ自身が何度も足を運ぶ必要はありません。

基本的な流れは以下の通りです。

  1. パパ: 会社に育休取得を申し出る。
  2. 会社: ハローワークへの申請書類を準備。
  3. パパ: 申請書類に記入し、必要書類を会社に提出。
    (母子手帳のコピー、通帳のコピーなど)
  4. 会社: 書類をまとめてハローワークに提出。

詳細は、勤務先の人事・総務担当者に確認しましょう。

申請のタイミングと支給時期

申請は、育児休業を開始してから行います。
初回の支給は、申請から
おおむね2〜3ヶ月かかることが多いようです。

ハローワークでの審査に時間がかかるためです。
2回目以降は、通常2ヶ月ごとに振り込まれます。
育休開始から振込まで少し時間が空くことを
念頭に置いておきましょう。

パパ育休給付金のQ&A

ここでは、パパたちが疑問に思いがちな点を
Q&A形式でまとめました。

Q1. 育休から早期に仕事復帰したら?

A1. 予定より早く仕事復帰した場合、
復職日の前日までの期間で給付金が支給されます。
ただし、会社経由での手続きが必要です。

Q2. 育休中に少しだけ働いても大丈夫?

A2. 月の就業日数が10日(または80時間)以下なら
給付金は支給されます。
ただし、働いた時間に応じて
給付額が減額される場合があります。
事前に会社とよく相談しましょう。

Q3. 2人目の育休でももらえる?

A3. はい、条件を満たせば
2人目、3人目のパパ育休でも
給付金を受け取ることができます。

Q4. 申請期限はあるの?

A4. はい、申請には期限があります。
原則として、育休開始日から
一定期間内に手続きが必要です。
通常は会社が手続きを行いますが、
念のため確認しておくと安心です。

育児の文字が入った積み木とぬいぐるみの画像

まとめ:安心してパパ育休を

今回は育児休業給付金について、
いくらもらえるか、その計算方法
申請方法などを解説しました。

この給付金は、パパ育休中の
家族の生活を支える心強い制度です。
給料の約67%(最初の半年間)が支給され、
社会保険料も免除されます。
経済的な不安はかなり軽減されるでしょう。

もちろん、育休の価値はお金だけではありません。

  • 生まれたばかりの我が子と向き合える時間
  • ママの心身の負担を軽減できること
  • 夫婦で協力し、家族の絆が深まること
  • 家事・育児スキルが向上し、パパ自身が成長できること

これらの経験は、お金には代えられない人生の財産です。
仕事復帰後も、この経験は必ず活きてきます。

育児休業給付金という制度を理解し、
お金の不安を解消できれば、
パパ育休へのハードルはぐっと下がるはずです。

まずはこの記事を参考に、
ご自身の給付金額をシミュレーションし、
勇気を出して、会社の人事担当者に
相談することから始めてみてください。
応援しています!

里帰り出産の交通費・宿泊費は医療費控除の対象になる? 初めての育児は、分からないことだらけ。特に「出産にかかるお金」については、パパとしても戸惑うことが多いですよね。 僕自身も、妻...
他の記事も見る